先日、安部総理が辞意を表明してから、後継は菅氏ということに決まりましたが、
ついうっかり口がドリフトして「消費税を上げる」と言ってしまい、
「…将来的には10年後とかには…上げる必要があるかもね…」という取って付けた言い訳をしたそうですね。
よくメディアで云ってますが・・・・、
「社会保障費の確保の為に消費税を上げなければならない」とかさ。
街角でインタビューで社会人経験の浅い若者を捕まえて、
質問・「消費税を上げることに賛成ですか?」
回答・「社会保障や福祉の為だったら仕方ないですね。」
「使い道をハッキリさせてくれるんだったらいいですけど・・・。」
自分は段々と感づいてきました。
消費税は我々の生活費が数%増えるだけじゃないんです。
給料が減るんです。収入が減るんです。
いくら集めた税金の使い道をはっきりさせようとも、
「消費税は悪税」 なのです。
消費税で企業も儲からなくなり、皆の給料、収入だって減るのです。
(法人税減税でウハウハなのは一部の大企業だけです。それに税収を利益に課税する法人税ではなく、消費税から取るようになったら、企業だって「儲けると税金高くなるから、社員の給料や設備投資にまわしてやるか。」とはせず、内部留保だけ貯め込みます。)
社会福祉の為に消費税率アップは仕方がない…なんて思っていいのは二十歳までです。
それ以上になったらいい加減気づきなさい。ってなもんです。
時折り云ってて、過去にも言ったかもしれませんが、消費税というのは、儲けに掛かるのではありません。
全ての取引、売買に掛かるのです。
たとえばとある企業が、材料を仕入れて、加工して製品を造り、販売する。
材料の購入代金も、工場を稼働するための経費も、売り上げも、全てに税金が発生します。
商品を1個500円で販売しても、税抜きの売り上げは455円になってしまいます。
材料代が安い業種ならまだましですが、大きい材料を大量に必要とした業種や、販売する数で勝負の薄利多売な業種だったら利益が出るか出ないかが切実な問題となります。
少子高齢化…出産費用無償化…ちゃんちゃらおかしい。その前の過程が問題。
日本の税収が一番多かったのは、1980年でした。
バブルの前の、実力で日本が輝いていた時代。
戦後、我々の爺ちゃん世代が、皆が飢え無いようにと必死だった現役時代最後の頃の時代でした。